ガラスの種類・構成

私たちの住まいに明るさと爽やかさをもたらしてくれるガラス。暮らしの変化にともなって多くの種類のガラスがつくられています。

ガラスの種類は、大きく「一般ガラス」と「機能ガラス」の二つに分けることができ、それぞれの機能や役割に応じて使われています。

一般ガラス

私たちが長い間慣れ親しんできた、一枚でできたガラスです。もっとも一般的なガラスのほか、特定の役割が強められたガラスもあります。

  • フロートガラス(透明ガラス)現在製造されているガラスの中で、もっとも一般的な透明板ガラスです。ゆがみがほとんどなく、明るく開放的な空間を演出します。
  • 網入りガラスガラスに網状の金属を入れたもので、ガラスが割れたとき、破片が落ちるのを防ぐ役割があります。また、炎に強く、火災のときに炎の侵入や燃え広がりを防ぐ効果があります。
  • 型板ガラス表面に型模様をつけたガラスで、光を通しつつ適度に視線を遮る効果があります。プライバシーへの配慮が必要な場所で使われています。

機能ガラス

私たちの生活様式や時代の変化にともない、より高い機能を持つガラスがつくられるようになりました。
健康を守るガラス、防災や防犯に役立つガラス、それに省エネ効果のあるガラス。
機能ガラスを上手に取り入れて、より快適で安心・安全な暮らしを手に入れてください。

  • 強化ガラスフロートガラスを高温に熱した後で急激に冷やしてつくられます。
    同じ厚さのフロートガラスと比べて3倍から5倍の強度をもっていて、万一割れても、破片が細かい粒状になるためケガを防ぎます。
  • 合わせガラス二枚以上のフロートガラスを強靭な樹脂の膜で接着してつくられます。
    割れても破片が飛び散ることがほとんどないため安全性が高いほか、防音効果や紫外線をカットする効果もあります。
  • 複層ガラス(ペアガラス)二枚のガラスの間に乾燥した空気の層を封じ込めたガラス。
    この空気の層の効果で断熱性と遮熱性に優れています。また、断熱性能が高いので結露も防ぎます。
  • 鏡私たちの生活に欠かせない鏡。
    姿を映すためだけでなく、部屋を広く見せるなど、快適な居住空間を演出するためにも活用されています。

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